【彼氏を略奪された話】1話完結 「私になりたい」女の子と単細胞カレシ

お茶の間

こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます。

今回は彼氏を略奪された話の第1回目です。

突然何⁉︎って方はぜひこちらもご覧ください。

当時の彼氏について

私が付き合っていた彼は世間一般で言う「束縛魔」…

というほどではないものの、少々束縛が強めでした。

私がこれまでの反動でか自由過ぎていたことも原因の一つでしょう。

彼の私への自他共に認める溺愛ぶりは凄まじく

電車を使っても1時間ほどかかる私の自宅まで自転車で4時間近くかけてやってきたり

出先でわたしがだしたゴミを捨てずに持って帰ったり

あるコミュニティのイベントに参加した際の写真を確認した時には

私が写る写真のほとんど全てに見切れて写っていたのは もはやあっぱれでした。

謎の2人組女子あらわる

あの頃の私は、いわゆる原宿系でした。

当時は今ほど奇抜なファッションをしている人が少なかったこともあり

一部ではきゃりー(ぱみゅぱみゅ)と呼ばれていました。 

ある日、後輩と思われる女の子2人に声をかけられました。

謎の2人組
謎の2人組

◯◯(私)さん、私たちの憧れです!

本当に私たち◯◯さんになりたいんです!

写真撮ってください!

連絡先も教えてください!

まさか見ず知らずの女の子に憧れられるなんて思ってもなかった私です。

どこで私を知ったのかも何がそんなに彼女たちを惹きつけたのかもわからず

きっと何かしら裏があると警戒していました。

その後、彼女たちは私を見つけるたびに、どこで買った服かとか

そのアクセは幾らかとか、プリを見てほしいだとか…とにかく絡んでくる!

メールも毎日来ていました。

彼女たちのことを彼氏にも相談すると

カレシ
カレシ

うーん。単純な憧れのような気もするけど、ちょっと警戒した方がいいかもね。

女の子とはいえストーカーとか、盗難とかにも繋がるといけないし。

わたし
わたし

だよね…。

いい子たちだけど気をつけよう。

そんなこんなで月日は流れ、あの女の子2人も私の彼氏と交流を持つようになりました。
※私の所属しているコミュニティに入った

カレシ
カレシ

あの子たちさ、単純に◯◯のファンだね。

喋り方とか服装とか仕草とかめっちゃ似てきたじゃん。

普通にいい子だし、良かったじゃん。

もうお気付きいただけましたでしょうか。

当時の彼氏を奪ったのはこの2人の女の子のうちのO美です。
もう1人の子はいつの間にかフェードアウトしていました

続けます。

存在感を増すO美

次第に私の彼が、O美の話題を出すことが増えてきました。

カレシ
カレシ

この前のO美、完全に◯◯だったよ。

時々◯◯と喋ってる気になるww

こっわ…。

それからも少しずつ、彼氏の束縛が弱まっていきました。

あんなにも話の内容は私一色だった彼氏は、O美とのやりとりを話題に上げることや

私に何か予定が入っている時はO美と出かけることも増えていきました。

O美は私の彼氏と遊んだ時の写真をSNSにあげたりしていたので

友人たち
友人たち

あれはどうなの⁉︎アウトでしょ!

ちょっとちゃんと怒ったら?

てかあいつ自分がないわけ?

完全お前じゃんもう取られるよ!

と、友人たちは怒り心頭でしたが それでも私は2人の関係を心配することはなく

わたし
わたし

いいんじゃん?

私も遊んであげられてないし。

取られはせんよ。

という感じでした。。

別れ

その後、紆余曲折あり彼氏に別れを告げました。

別れるまで長期戦を予想していましたが、数回の話し合いで彼は受け入れてくれました。

後日、彼本人から聞いた話によると、私との別れ話についてもO美に相談しており

O美が背中を押してくれたとのことでしたw

そして、私と彼が別れたことを知った友人たちは

友人たち
友人たち

あいつ絶対O美と付き合うぜ。

それじゃ意味ないじゃんね。

別れても○○を追っかけてるわけじゃん。

ほんっと馬鹿。

わたし
わたし

いやいや、まだわからんよ。

そんな単細胞じゃないだろ。

私と元彼は、別れた後は友達関係に戻ってよく遊びに行ってもいたので 

彼の恋愛相談にものることになりました。

どうやら彼の好きな人は、私になりたいと言っていたO美の様子…。

単細胞だった!

聞くところによると、好きアピールは凄いけれど告白される気配はないと。

モトカレ
モトカレ

O美って本当に◯◯みたいなんだよ。

◯◯はもう俺のこと好きじゃないわけじゃん?

なんかちょっと…求めちゃうんだよねぇ。

正直その時の私は、もはやどうでも良かったので

わたし
わたし

まぁ私の代わりとして付き合うのはO美にとっていいのか悪いのかよくわからんけど二人がそれでいいならいいんじゃん?

でも、よくよく考えてみると

私になりたい=彼が好きな私になりたい

つまり、彼がほしいから私を完コピすれば彼と付き合えると思っていた…?と感じました。

さらにいえば、私は元彼に告白されて付き合ったので、O美も告白されたい…?

考え過ぎでしょうか…でも、もしそうだとしたら結構怖いですよね。

自意識過剰かとも思いましたが、私の友人たちも同じ考えだったようです。

結ばれたO美と元カレ

こうして、晴れて私の元カレと私を完コピしたO美は付き合いはじめました。

私と元彼が別れた時に怒っていた友人たちは、見事にみんな怒り狂っていました。

友人たち
友人たち

あんた、ニセモンに彼氏取られて何で平然としてんのよ!

完全にあんたの彼氏目当てで近づいてたじゃないのよあの子!

もっと怒りなさいよ!

わたし
わたし

う〜ん。でもまぁ別れを切り出したのは私からだしねぇ。

私のバイト先に2人で来たのは流石にキモいなと思いましたが
ちゃんと2人分奢った

自分を持っていないO美がうまく交際を続けられるわけもなく

しばらくして2人は別れたのでした。

モトカレ
モトカレ

全然◯◯じゃなかったんだよね。

気づくの遅ぇ〜

ちなみに、私の元カレと別れた後のO美は私とは似ても似つかないキャラに変貌していました。

おわりに

ざっくりでしたが、これが1回目の略奪体験です。

別れた後だし略奪じゃないじゃんと言われたらそれまでですが

私の友人曰く、これは綿密に練り上げられた略奪とのことでしたw

たしかに、もう少しタイミングが遅かったらガッツリやられてたかもしれないです。

あなたになりたいと言う子がいたら、少し注意をして接した方がいいかもしれません。

さて、次回は2回目の体験についてお話します。

こちらは「略奪されかけた」話ですが、いろいろあり過ぎて正直キツかったです。

少し長くなるので数回に分けてお話しする予定です!

もしよろしければ、▼こちらからご覧いただけたら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました