【彼氏を略奪されかけた話】第7話 乗り込んだお別れ会で垣間見たN子の思惑。引越し後の結婚式でまさかの裏切り…!?

お茶の間

こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます。

N子の引越しの日が間近に近付くも、お別れ会の誘いが来ていない私です。

やらなくても別にいいんですけどね。

▼前回のお話はこちら

それぞれの画策

気になっていたカフェでまったりしていたある日、パリピの口からお別れ会の話が出ました。

パリピ
パリピ

N子のお別れ会さ、なんかプレゼントとか渡した方がいいかねぇ?

おや、私その連絡来てないんだけどなんだい?

ちょっとこのまま聞いてみよう。

わたし
わたし

N子のお別れ会っていつだっけ?

パリピ
パリピ

◯日の◯時だよ。

ほら(LINE見せる)

わたし
わたし

そっかー、私呼ばれてないんだよねぇ。

面白いくらいあからさまにキョドるパリピ

パリピ
パリピ

多分これからくるんじゃないかなぁ…。

わたし
わたし

パリピには引っ越し連絡の翌週には来てるのに?

どうやら、N子はパリピが私に連絡をすることを阻止して

自分からみんなに連絡すると言い張っていたようでした。

そして、私の都合が合わなかったにしてパリピとムックの3人で決行しようとしている模様…。

おもしろいじゃん!

わたし
わたし

じゃあ、当日遅れないように絶対行くわ。

N子に言ったらうちらの関係もオワリだからね。

お別れ会当日

お別れ会当日を迎えました。

もちろん私は呼ばれていないので、食材などの費用は一円も負担しませんでした。

N子の家のブザーを押すと、満面の笑みで出迎えるN子。

そしてドアの影から私が顔を出し挨拶すると、N子の表情が凍りました。

わたし
わたし

N子なんで私には教えてくれなかったの?

てっきりやらないのかと思って何も用意してないよ〜。

N子
N子

あ、ごめん。

連絡したつもりだったんだけど本当にごめんね。

うそつけ

その日のN子の服装は、明らかに男子を意識したとしか思えない

胸元がざっくりあいたVネックのタイトなニットと超ミニ!スカートでした。

男2人と何するつもりだったんだこいつ。

N子の用意したケーキはもちろん3個しかなかったのですが、

N子は私を呼んだつもりだったようなのできちんと1個食べました。

ちなみに、優しいムックが自分の分をN子にあげていました。

デザートも食べ終わった頃、いい時間になったのでそろそろ解散という雰囲気になりました。

私はパリピの家に泊まる予定だったのですが

N子
N子

【私】早く帰らないと終電逃しちゃうもんね。

気を付けてね!

パリピとムックは家すぐだしもう少し遊ぼうよ〜!

パリピ
パリピ

いや、俺は帰るよ。

ついでに【私】のこと送っていく。

N子
N子

じゃあ【私】は私が送っていくから大丈夫!

だってもう最後かもじゃん!

わたし
わたし

そうだね。じゃあ私も残るよ。

私がそう言うとなぜかシーンと静まり返ったのでした。

N子はその後も(パリピとムックに対して)帰らないでとうるさかったですが

酔いが覚めたのかドン引く私たちに気付くと、解散を許しました。

N子引越し当日

さて、それから数日後のことです。

N子の引越しの日なんて覚えていなかった私です。

偶然にも、私がパリピの家にお泊まりした翌日がN子の引越し日でした。

もちろん引越し当日だからといって、私もパリピもなんの約束もしていないですから

パリピは買い物に出ていて不在、私は帰り支度のため着替えていました。

すると、ガタガタガタガタと郵便受けの小窓が音を立てました。

パリピのアパートは古くて安いので、扉の郵便受けの小窓から家の中が丸見えになります。

私は着替え中でしたから、急いで死角になりそうなハシに隠れて

わたし
わたし

誰ですか⁉︎

と叫ぶと、小窓から見えたその目元はN子でした。

N子
N子

あ、【私】いたんだ。

ごめんごめんいつもこうやって呼んでたから癖でやっちゃったー!

パリピは?

お前それもう犯罪だぞ!

わたし
わたし

パリピは買い物。

私しかいないから家にはあげられない。

N子
N子

そっかー、私もう出るから挨拶だけしようと思ったんだけど残念。

じゃあまたねー。パリピによろしく!

きっもちわるいやつ…

数分後パリピが帰って来て、N子に郵便受けから着替え中に覗かれたことなどを話しました。

パリピ
パリピ

怖い思いさせて本当にごめん!

俺が適当にN子のこと色々許しちゃったから、ごめんなさい。

パリピは、私が頻繁に痴漢や変質者にあっていたことを引き合いにして

怖い思いをさせたと謝っていました。

いや、ズレてんだよなぁ。

N子の結婚式?

N子が引っ越してから数ヶ月後にN子の結婚式が予定されていました。

表面上とは言え他の同期よりは関わりが深かかったので、

私も呼ばれるかな〜なんて思っていたら呼ばれませんでしたww

パリピや仙人、ムックはもちろん、同期の面々には招待状が届いていたようですが

私にはなんの連絡来ませんでした。

わたし
わたし

パリピはN子の結婚式に行くの?

パリピ
パリピ

行かないよ。

俺、N子にもう【私】を傷つけることしないって言ったんだ。

だから結婚式も行かないって言ったんだけどなぁ。

やっと男になったんだねぇ…。

しかしそれから少しして、パリピと大きめの喧嘩をした私はしばらくパリピと距離を置きました。

そんな時にわざわざN子からLINEが届きまして…

パリピと仲良さげに写る結婚式写真の数々!

いや、招待状もお知らせもしていない私にこんなことできるってスゲー奴よあんた。

相当嫌いなのね私のことww

でもさ、結婚したんだからもう良くない?ダメなの?意地悪がしたいだけなの?結婚はしたけどパリピのことは好きなの?何なの?

そして同時に、パリピがTOP ofクズという事もわかり正式にお別れを告げました。

その後

N子やパリピとキッパリ縁を切れた数ヶ月後、私はさまざまなストレスから

声を出すことができなくなってしまいました。

しばらくは内うちの業務をしていましたが、

接客業でしたので接客ができない事がさらにストレスになるんですねぇ。

自己都合の退職は有給などが使えないと聞いていましたが、

評価も相まって仕事による不調と捉えられたために有給分確保してから退職できました。

あ、因みにこの不調はパリピやN子のせいではないです。

あんな奴らのために身体壊したりしませんw

キッパリとパリピやN子と縁を切ることが出来たので、晴れやかな気持ちで療養しましたとさ。

おわりに

さて、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

N子も家庭を持ったということで、結婚式以降のちょっかいはぱたっとなくなりました。

タイトルの通り『彼氏を略奪されかけた話』はこれで終わりです。

ですが、その後もちょっと色々合ったのでもう少しだけ続くと思います…。

お読みいただきありがとうございました。

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