こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
今回は以前書いた婚約破棄のその後のお話をします。
▼婚約破棄のお話はこちら
実はもう4年も経過しているのですが、詳細に振り返ることを避けていた私です。
ブログを始めて、当時を振り返るいいきっかけをもらいましたのでここに記したいと思います。
婚約破棄後のくらし
結納前日に実家に帰ってからはしばらく家と職場以外には出かけませんでした。
ですから、荷物も恋人と暮らしていた家に置いたままです。
恋人と連絡は取れる状況でしたから、ある程度荷物はまとめてもらいました。
荷物の搬出
私のうつ病のことや婚約破棄のことを知っている友人は2人いました。
1人は、結納当日の早朝に電話した友人。
もう1人は、気心知れた同い年の職場の同僚。
2人ともとても優しくて親切でかけがえのない友人です。
この2人のうち、職場の同僚である友人は かつて自身や姉妹がうつ病を経験したそうです。
それもあってしばしば体調や状況を気遣ってくれていました。
荷物の搬出ができていない状況を知ると、友人は自身のまだ小さい息子を親に預け
私の実家から恋人との家まで75キロ離れているにもかかわらず車を出してくれました。
(友人の家も含めるとさらに遠い)
恋人との家についてからも、体がなかなか動かず座ったままでいる私をよそに
テキパキと荷物の搬出をしてくれました。
(よく私のものが的確に分かったなと今になって驚いています)
そして恋人にかなり腹を立てていた友人は 置き手紙を一筆したためてその家を去りました。
友人に対する感謝をどう返したら良いかわからず泣くことしかできない私に
お前が今どう感じてるかわかってるから。
私はお礼が欲しくてやったんじゃなくて、あいつが許せなくて動いただけ。
何もいらないし何も考えなくていい。
とりあえずお前は気持ちを整えることだけ今やれ。
そう言って帰っていきました。
頭が上がりません。
因みに、大きな荷物は恋人持ちで実家に送ってもらいました。
婚約・結婚指輪は恋人の家に置いていくつもりでしたが
友人の売ってお金にするというアドバイスのもと持って帰りました。
(売ると言う発想が皆無でした私)
購入金額の半分以下ではありましたが、買い取ってもらえてよかったです。
恋人との関わり
私は恋人から、慰謝料はもらいませんでした。
恋人は、親と謝りに来ると言っていましたが4年経ったいまもまだ来ていません。
荷物の搬出直後から、恋人とは音信不通になりました。
(最近YouTuberとして動画をあげていることを知りましたが…)
婚約破棄の報告と手配
婚約破棄は両家両親や私と恋人だけの問題ではありません。
結婚式場をおさえているということは
親戚にその日の列席を依頼している。
つまり、仕事や予定の調整をしてもらっているということです。
私の親戚は遠方に住んでいますから、新幹線のチケット手配やホテルの予約も取っていました。
そのため、結婚がなくなったことをしっかり説明した上で
全てのキャンセル手配をすることになります。
婚約破棄を伝えた時の叔父は、
また新しい出会いが楽しみだね。
今は休んで、また恋愛を楽しんで!
と言ってくれました。
兄弟である父には、心配していろいろ聞いていたようです。
祖父は認知症で施設にいます。
色々なことを忘れてしまう祖父ですが、私が結婚することはいつ会いに行っても覚えていました。
その日も、
◯◯(私)が嫁に行くのは悲しいなぁ
と言ってくれており、どうやって伝えたらいいか考えあぐねいていました。
口では悲しいと言っていますが、わたしが嫁に行くことを喜んでいた祖父です。
父も祖母も、そして私もしばらく何も言えませんでした。
そして、祖母が
結婚は無くなったの。
壊れちゃったの。
と言うと、
祖父はしばらく黙ったあと「そうか」とだけ言い 呆然としていました。
ごめんねと言うのも違う気がして、その日は何も話せずに帰りました。
人を悲しませるのは、辛いことですよね。
因みに…旦那さんと結婚した4年後の今でも
父に婚約破棄の出来事を話すのはタブーになっています。
一度、冗談っぽく当時の恋人の話題を出したら
その話は2度とするな。俺は記憶から抹消したんだ!
めっちゃくちゃ怖かったです。
いっぽう、母は
アイツは線が細っこかったもんねー
等々、いろんな場面で当時の恋人の話題を振ってきます。
話がそれました。。
数日かけて親戚に結婚式の中止を伝え 式場への解約金も支払い
ホテル等のキャンセルも含め 全ての手続きが終わりました。
ちなみに、結婚式のお守り保険というものにも入っておりましたが
うつ病でのキャンセルは適用外だったようで全額マルっと請求されました。
このブログを読んでくださる方や、周りの方が同じような状況で何か迷っているなら
どうか時間をかけて物事を整理することをお勧めします。
私のように焦って中途半端なまま、物事を進めようとするのはとっても危険です。
たくさんの方に悲しい思いをさせてしまう恐れがあります。
今思い返しても、これらの婚約破棄に関する報告や手続きはとても辛い経験でした。
もし、こういったお話が少しでもどなたかのお役に立てるなら幸いです。
お読みくださりありがとうございました。
また書きます。