うつ病と婚約破棄 〜支える側の重圧〜

結婚

こんにちは。

ご覧くださりありがとうございます。

今回は、婚約破棄のことを記します。

▼こちらの記事よりある通り、私は今もうつ病で通院しています

恋人からのプロポーズを受けた私

私がうつ病と診断される数ヶ月前 あるの日、恋人からプロポーズされていました。

嬉しくて、両親はもちろん、祖父母や親戚、そして職場や友人とたくさんの人に報告しました。

友人からはたくさんのプレゼントや、寄せ書きなどももらいました。

毎日毎日、幸せいっぱいの日々を過ごしていました。

結婚式の日取りも、結納の会場も全ておさえ

滞り無く入籍の日を迎えられるとしか思っていませんでした。

でも

うつ病は病気です。

間違っても風邪みたいなものや、気の持ちようなどではありません

しかし、心や脳の病と言われるように目に見えて明確な症状が出るとも限りません。

長期に渡り付き合って行かなければなりませんし

「個性」と言われることもあるのをみると 完治はかなり難しいと認識しています。

結婚にまったがかかる

うつ病を完全に治すことは非常に難しいからこそ、

両親からは結婚に関わる全てを延期するよう勧められました。

親ですら、分からないのだから と。

当時の恋人は、お姉さんが昔うつ病だったと言っていました。

その時自分は、姉に何もしてあげられなかったとも。

恋人
恋人

だから絶対、何がなんでも支える。

一人じゃないから、一緒に治そう。

と言ってくれました。

とてもとっても嬉しくて人目も気にせず大泣きしました。

その、彼の責任感が、彼自身を苦しめていったのかもしれません。

時間をかけて両家両親を説得し

結婚に関わるあれやこれを延期することなく進められることになりました。

実家を出る

には、実家を出ました。

その前夜は、娘が初めて親もとの家を出ることに

父は涙ぐみ 二人で春巻きを作って梅酒を飲み交わしました。

75キロ離れた新しい住まいへの引っ越しは

業者ではなく、全て父がやってくれました(親父の義務だそう)。

実は、私は実家に住んでいた時に何度も痴漢に襲われた経験があります。

それからずっと、通学や通勤の際には母が車で送迎してくれていました。

そのことを知っている恋人は、同居を始めてからは自分が送迎をすると言っていました。

恋人はほぼ毎日、朝は出勤時間が早い私に合わせて支度をして駅まで送り

夜は仕事が終わると駅に迎えに来てくれました。

残業することになった時は、どこかで待っているよう連絡が入りました。

そして結納を3日前に控えたある日、

恋人は家に帰ってきませんでした

結納はどうなる?

いつものように仕事が終わったと連絡しても返事が来ません。

暗い夜道を猛ダッシュで家まで帰りました。

ご飯も食べず一睡もせず片時もスマホを離さず、朝まで連絡を待ち続けました。

出社のために着替え家を出て、翌日の結納準備のためそのまま実家に帰りました。

こんな状態でも、予定通り結納は行われると信じていました。

深夜1時に電話が鳴りました。

恋人
恋人

結婚できない

理由を聞いても答えません。早朝4時まで聞きました。

理由は何も言ってくれませんでした。

ただ、私は悪くないのだと そればかり言われました。

恋人に電話を切られ1人自室でパニックになり、友人に電話をしました。

わたし
わたし

結婚なくなった。

私がうつ病だからだ。

私がうつ病だから嫌いになっちゃったんだ。

もう終わりだ。

ひたすら悲観する私のことを、友人は早朝6時まで支えてくれました。
(その日、友人は誕生日で恋人とデートの約束があり連絡がつかないと怒られたそう。本当ごめん!)

すでに結納当日ですから、親に伝えなくてはなりません。

私がリビングで座っていると母がお風呂から出て来ました。

母

何でこんな時間にいるの⁉︎

母は朝までうたた寝してこの時間にお風呂に入っていたそうです。

泣きながら、過呼吸になりながら、結納の中止婚約破棄されたことを伝えました。

母

まぁ、仕方ないね。わかったから店に連絡だけしな

責めることも質問攻めにもしませんでした。

父には母から伝えてもらい、私は夜まで部屋にこもって泣きました。

結納中止翌日

翌日は仕事です。

私はもちろん行くつもりで準備しておりましたが、母に休めと言われました。

会社へ休みの連絡を入れると、父が突然

父

海に行くぞ!

と言ってきました。

…正直、でした。

ボロボロなところを見られたくないですし、何より罪悪感でいっぱいだったからです。

でも、泣きつかれてか断る力がなくて行きました。

父も、私が落ち着いて話せるまで何も聞かずに待ってくれました。

そして、ようやく事情を説明すると

父

こういうところはお前も悪いぞ。

これからは気をつけなさい。

私のことも叱ってくれました。

会社へ出社

その翌日は出社しました。

1人の同僚に、結納はどうだったかと聞かれました。

適当に流した気がしますが覚えていません。

その日も目が腫れたまま出社していましたし、婚約指輪も外していました。

他の人たちは、察してくれたのかもしれません。

実は、私はライフイベントに携わる仕事をしていました。

働くうちに、もしかしたらこの人も(幸せになれないのでは)

という気持ちが湧くようになってしまい退職しました。

▼仕事を退職する際のやりとりについてはこちらでお話しています。

婚約破棄後の身辺整理については

▼こちらでお話していますので、お時間がありましたらご覧いただけますと幸いです。

お読みくださりありがとうございました。

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