【うつ病と仕事】うつ病後の復職はいつから?転職活動を焦らない方がいい理由

うつ病

こんにちは。

ご覧いただきありがとうございます。

今回はうつ病発症後の仕事に関するお話です。

▼うつ病発症までの仕事の話はこちら

やっと志望する会社へ入社が叶い、望んでいた仕事をすることができた私ですが

うつ病を発症しました

療養が明けて復職しましたが、婚約破棄があったり、いろんな考えや感情が混ぜこぜになって

最終的に退職することになります。

雇用形態変更の申し出

実は退職の話を決める前に、契約社員への雇用形態変更を依頼しました。

しかし

上司
上司

◯◯は真面目だから、契約社員になっても正社員の仕事が気になると思う。

そうなると、仕事内容とかが変わっても気持ちは落ち着かないと思うし、

もしまた悪化とか再発とかしたらって思うと私はお勧め出来ないな。

上司を説得できなければ契約社員の話も通せません。

その時の私は、復職したとはいえまさしくうつ病真っただなかでしたから

説得できる返答ができませんでした。

わたし
わたし

うつ病の人員を抱えたくないだけですよね。

大人しくやめますわ。

こんなやりとりもあったのでした。

退職後のアルバイト

さて、また言われます。

父

やっと復職したのに家でぐうたらしてるな。

治ったんだから早く別の仕事探してこい!

治ってないのですが…仕方なく、退職したグループ会社の受付アルバイトと

登録制の工場のアルバイトをしました。

しかし…

グループ会社の方は時々前職の同僚と鉢合わせてしまったり、

また工場のアルバイトは体力の落ちきっている私には特にしんどく

ほとんどアルバイトへ行くことができませんでした。

父にはアルバイトをしているというテイでいましたが、実は家でゆっくりしていたのです。

しかしそれもすぐにバレまして…泣く泣く転職活動をすることになります。

うつ病を抱えての転職活動

以前の転職活動とは異なり、私は精神疾患のある人と言うことになりますから

私としてはもう少し体力がついてから始めたかったです。

だって、いいと思った会社の面接中にパニックになったら大変ですもの。

何を言っても無駄ですので、転職エージェントの力を借りて転職活動を始めました。

1社目

1番初めに提案されたのは、以前働いていたグループの別会社でした。

職務内容も非常に好印象で、是非とも働きたいと強く思いました。

早速書類を通してもらい、後日紹介してくれた転職エージェントの担当者からは

担当
担当

先方は同じグループだったこともありますが、書類だけでもかなり好印象とのことで一応電話面接はするけれど採用の意思があるようです。

ほとんど確認の面接なので大丈夫ですよ。

と言われました。

わたし
わたし

一瞬で転職活動終わったわ〜!

そして電話面接の日、スムーズに面接が進んだと思ったとき…

面接担当
面接担当

◯◯さんの経歴やお人柄などを前職場に情報開示してもらっても差し支えありませんか。

これは強制ではありません。

わたし
わたし

それはどうしてでしょう?

私のことは面接やお渡しした書類で判断していただけるものだと思っていました。

面接担当
面接担当

もちろんそのつもりですが、事前にあなたのことを知っておきたいので開示してもらってもいいですか?

わたし
わたし

先ほど強制ではないというお話でしたので、お断りします。

必要でしたら今ご質問などなんでもお答えします。

面接担当
面接担当

開示したくないのは何か在職中に問題があったのでしょうか?

グループ会社からの方はみなさん快諾してくださっています。

そういう認識でよろしいですか?

わたし
わたし

開示しない理由が問題のある人というのは違うと思います。

私は純粋に御社を志望して面接に臨んだのですが…。

面接担当
面接担当

それでは開示請求して問題ありませんね。

もちろん私も◯◯さんが当社の入社を望んでいただいているのは嬉しく思っていますよ。

わたし
わたし

それではお任せします…。

(強制じゃねえか)

そして翌日の午前中に、不採用通知が来ました。

転職エージェントの担当者も理由がわからないと困惑していました。

私はたいそう腹が立ち、その会社の人事部に電話しましたがうまく丸め込まれました。

それでも気がおさまらず、メールと手紙も送りましたが丁寧な詫び状が届いたのみでした。

その後数社

その後は思った通り、いくつか受けた面接は上手くいきませんでした。

頭の中を整理するのに時間がかかり焦っておかしな返答をしてしまったり、

自分でも驚くほどの汗を全身から吹き出し明らかに異常であったり、

笑顔を張り付けていても歯がガタガタと震えたかと思うと手足まで震え出したり、

これまで体験したことのないほどの失敗っぷりでした。

この短いスパンで重なる数々の失敗は、心と体を八つ裂きにされたように応えました。

わたし
わたし

こういう感じだからもう少し落ち着いてから転職活動したい。

このまま続けてもいい会社にも落ちちゃうよ。

うつももっと悪くなっていっちゃいそう!

父

ダメだ。そうやって甘えるな。

復職して仕事ができてたんだから転職活動だってできるはずだ。

との事で引き続き転職活動を続けることになりました…。

やっと見つけた希望の会社

ある日 職務内容も希望に合い、ここに入りたいと思う会社が見つかりました。

面接や試験も順調に進みましたが、最後に持病や体調に関する質問がありました。

わたし
わたし

それは何のための質問でしょうか?

面接官
面接官

当社で仕事を開始した後に何かあった場合すぐ対応できるように伺っています。

合否には全く関わりませんので正直にお答えください。

なお、後になって偽りがわかれば採用取り消しとなります。

そこまで言われたらと 正直にうつ病であることを伝えました。

すると、面接の翌日に不採用通知が届きました

わたし
わたし

あんなにうまく行っていたのに不採用?

やっぱり最後の質問じゃんか。

うつ病の人員抱えたくないですもんね。

悔しくてその不採用通知を破って捨てました。

心身ともに疲れ果て、父にも泣きながらお願いし

面接が進んでいた残りの1社で転職活動を一旦やめようと決めました。

最後の転職活動

なんということでしょう…スイスイ進む面接や試験。

最終の役員面接も個人的に完璧な返答で終わりました。

…と思いきや

面接官
面接官

それでは質問は以上で…

部長
部長

すいません。最後に1つだけ、気になった事いいですか?

わたし
わたし

あ、こりゃやばい…

部長
部長

どうして前職を辞めてからの転職活動なのですか?

普通、仕事をしたまま転職活動なさる方が多いと思いますが。

頭をフル回転させます。

わたし
わたし

恥ずかしい話ですが、実は最近婚約破棄をされたんです。

なんてことはないと思ったのですが、ライフイベントに関わる仕事柄「この人も私のようにダメになるかも」と度々頭に浮かぶようになってしまって。

邪な考えがあるまま続けちゃいけないと思ったんです。

それと、婚約破棄のことを誰にも話していなかったので周りから結婚生活について質問されるたびにどう返答したらいいかと悩むことに疲れてしまったんです。

もともと転職は考えていたので、私としては退職後の転職活動は時期が早くなっただけだと考えています。

我ながらホームランばりの打ち返しようだと思いました。

部長
部長

辛いことを話させてすみません。

人の事情はいろいろあるものね。

今回の面接であなたのこと よくわかりました。

こうして最終面接は終わり、数日後に採用通知が届きました。

おわりに

紆余曲折ありつつも運良く転職活動を終えられましたが、

個人的に言いたいことは、決めるのは自分自身ということを前提におきつつ…

うつ病発症から短期間で仕事の新しい段階に進もうとしない方がいいと私は思います。

失敗を続ける自分に落胆するだけでなく、赤の他人に自分がうつ病であることを知られる

またはバレたかもしれないと思うだけでも心にきたりしましたから。。

うつ病は慎重に付き合っていくべき病気だからこそ、焦らずしっかり休養をして

ご自身の心や体と相談しながら次に進むのが1番の自衛ではないでしょうか。

さて、次は少しテイストを変えて比較の記事を書きました。

お読みいただきありがとうございました。

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