こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
今回は少しテイストを変えてみます。
▼こちらで以前、ドラマ「コントが始まる」の中浜里穂子さんが自分に似ていると書きました。
旦那さんに、具体的に何がどう似てるのか教えてと言われましたので、分析してみました。
まず、ドラマの中では中浜里穂子さんの状態について具体的な病名が出てきませんでした。
(ドラマのHPには 栄養失調で入院した後から妹と同居とありました)
でも私は、うつ病までいかなくともうつ症状が少なからず出ていたのではないかと感じました。
2人を比較して書いていきたいと思います。
1.自他共に認める真面目な性格
[里穂子]
彼女は幼い頃から優等生であり、一流大学・有名一流企業に進みます。
妹のつむぎは彼女を「とても真っ当」で「あんなに真面目に生きてきた姉」と表現しています。
彼女は自分自身を「言われたことは一生懸命やる」性格だと伝えていました。
[わたし]
典型的な自他共に認める真面目です。
学生時代は真面目な自分とおさらばすべく、大学4年間をふざけたおした性格で生きてみましたが
- 授業は必ず1番前の席で受ける
- 授業後に教授を質問責めにする
- 休み時間や空きコマは学食で予復習をする
- ディベートは負け知らず …などなど
根本的な真面目さを誤魔化せずあらためて真面目な人認定されました。
仕事ではある時、ロールプレイングを見た上司に「丁寧すぎる」と指摘され
何をどう変えたらいいかわからず日々モヤモヤしていました。
2.つむぎが見た退職後の姉の姿
[里穂子]
母親が連絡取れない里穂子を心配し、つむぎに様子を見てくるよう依頼します。
姉の家はゴミが部屋の各所に転がり、脱ぎ捨てた服なども散らばっています。
異臭がしたかと思うと、姉は1週間も風呂に入っていないことがわかり
それだけでなくまともに食事も摂っていませんでした。
それからつむぎは姉と共に暮らし
朝には日の当たるところへ姉を運びセロトニンを浴びさせ
食事を姉の口に運んで食べさせ
1ヶ月間家から1歩も出られなかった姉を天気の良い日は外に連れ出したりしました。
[わたし]
うつ症状が出始めた頃は、とにかく部屋が散らかっていました。
例えば、その日に会社で来た服は脱いだまま、
数日後にまたその脱いだままになっている服を拾って着ていました。
そのため、何日分かの服がその辺に脱ぎ捨てられているのです。
また過去記事にもありますが、家では常に自室にこもり、仕事以外での外出もなくなりました。
暗い場所の方が落ち着くたため、電気もつけずに暗闇の中ひたすら三角座りしていました。
ただ、私は実家暮らしでしたので風呂は毎日入りましたし、ご飯も出されたものは食べました。
とは言え、親の目を盗んで味噌汁を鍋に戻したりご飯の量を減らしたりしていたのは事実です。
3.一流企業での里穂子
[里穂子]
ある時に起きたトラブルを助けてほしいと言われ、はじめはできる範囲で対応していました。
すると次第にその苦情が直接彼女の元に届くようになり
気づくとトラブルの最前線に立たされていました。
責任を自分1人で背負わされる状況になっていましたが、
それに対して文句を言えば苦しむ人が明確に分かっていたため何も言えませんでした。
最終的にはそのトラブル自体を彼女のせいにされ孤立してしまいます。
その後トラブルが落ち着いたのちに辞表を出すのです。
[わたし]
新卒入社の会社では、サービスと営業の仕事を掛け持ちさせられます。
営業の最中に、サービスの先輩から「そっちの人なら二度とこっちの仕事に関わるな」とか
「サービスも中途半端な奴が何で営業できると思ってるんだ」などと嫌味を言われていました。
別の会社では、多くの人が苦手とする分野で良い成績を残すと
その分野の推進役兼指導係としていくつものプロジェクトをいっぺんに任されました。
それだけでなく、営業としての目標の数字も他の人より極端に上げられ、
達成するということだけを頭に置いて無我夢中で働きました。
出来るから任されるのだと思い込み、外してほしいなどと掛け合うことはありませんでした。
4.退職後の里穂子
[里穂子]
辞表を出したのち、飲み屋で昼から浴びるように酒を飲んだあと公園でも追い酒をします。
夜中に家に帰る途中で、スマホもパソコンも全て入ったカバンを川へ投げ捨ててしまい
誰とも連絡が取れない状態になります。
つむぎと住むようになり回復した後はファミレスでアルバイトを始めます。
[わたし]
休職中は上司以外との連絡が取れなくなり、
それを契機にその後も携帯電話の電源を切ったままほとんど誰とも連絡を取りませんでした。
仕事を退職した後は、アルバイトをしてその後転職活動を始めます。
5.里穂子の葛藤
[里穂子]
これまでを振り返り 自分が頑張るからダメなのか
頑張りかたが間違っているのかわからなくなってしまいます。
回復してからも頑張って傷つくのが怖いため手を抜けるところは抜くようにしています。
でも、まさか自分が頑張ろうとする気持ちを抑える日が来るとは思わず、
またそれまで頑張らないことを選んだことがなかったため、
こんなはずじゃなかったとさみしさを感じています。
これまでの放送でも、自分のことを疫病神と言い自己肯定感の低さが見受けられていました。
[わたし]
仕事でもなんでも「出来ないものはない」と思いとにかく全力で物事に取り組んでいました。
そして越えられない壁にぶち当たり、心が折れたのです。
初めは、何が間違いだったのかわかりませんでした。
正しいことだけをしてきたのに何故失敗したのだろうと日々考えました。
そして、自分のやり方全てが間違いなのだと思いました。
だからうつ病になってしまったのだと。
他の人はならないのに。
そして自分の存在すらも否定するようになり、死にたい消えたいと毎日思いました。
6.結婚の話
[里穂子]
結婚の話が出ていた恋人に突然捨てられてしまいます。
[わたし]
結納前日に婚約破棄をされます。
比較を終えて
ドラマのお話に沿って比較していきました。
この記事を読んでいる方、または周りの方が里穂子と似ているとしたら
もしかするとうつ病になりやすい状況にあるかもしれません。
このドラマでスナックのママも言っていますが、
真面目な人ほど周りを巻き添えにしないようにと思いすぎて助けを求められないのです。
でも、人という字は支え合ってできているそうですから
どうか自分がダメになってしまう前に誰かに助けてと言ってください。
もし心配な人がいたら、声をかけてあげてください。
次はまた、仕事の実体験に戻して転職後のお話です。
お読みいただきありがとうございました。