こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
今回は結婚式に関わるお話です。
今なお結婚式を挙げられるか不安に思っていらっしゃる方や
キャンセルせざるを得ない状況にあった方、
そして結婚式を挙げること自体を諦めた方とたくさんいらっしゃるかと思います。
結婚式のことで辛い思いをなさった方もいる中でこのお話を書くことを悩みましたが
すみません、書く事に決めました。
コロナウィルス感染症が猛威を奮ってはやくも1年半ほどが経ちました。
この予想だにしなかった未知のウィルスが出現する直前に
私たちは結婚式場をおさえておりました。
急拡大する感染状況や、発せられた全国への緊急事態宣言。
こんな中で、私たちは結婚式を挙げられるのでしょうか?
テレビをつければ、またスマホをいじれば結婚式の延期や中止の話題が飛び込んできました。
私の従兄弟も、結婚式の予定日が緊急事態宣言中であったため1年延期を決めました。
最悪。
うつの次はコロナのせいでできないことがあるとか、ほんっと嫌。
嘆いていても今後どうなるか皆目検討がつかない未知のウィルスが相手ですから、
とりあえず今は結婚式を予定通りおこなうということにして準備をしました。
準備①結婚式の案内
こんな状況で結婚式の案内をしても迷惑かもと思いつつ、
「絶対に無理せず来ないで欲しいよっていうお誘い」としっかり強調して
心の中で謝りながら友人たちにLINEで結婚式の連絡をしました。
すると、私の方はなんと1人を除いて全ての人が出席すると言ってくれました。
(旦那さんは友人がほとんど遠方だったので気にする方もいたようです)
準備②結婚式に向けての検討
私たちの結婚式を行う上での選択肢は5つ
- 予定通り秋に友人も含め80人名でおこなう。
- 予定通り秋に親族だけでおこなう。
- 1年ほど延期して友人を含め80名でおこなう。
- 状況がすべて落ち着いた数年後に調整しなおす。
- 中止する。
とはいえ、何度も言いますが相手は未知のウィルスですから
いつ落ち着くかなんて誰にもわかりません。
何日も、何日もかけて両家両親と話し合いを重ねました。
話し合いが難航するたびに、
もう結婚式やらなくていいや。
という気持ちになりました。
私たちは、時期も人数も当初の希望通り「秋に80名で結婚式を行う」ことを望んでいました。
その大きな理由は2つ
- 終わらないかもしれないウィルスの脅威に屈して延期を重ねたら結局できなかったになるかもしれないし、妊活を始められる目処もつかないから。
- 私は家族から友達がいないと思われていたため、友達を家族に紹介する面でも親族のみにしたくないから。
私たちの望みを通すには、感染者を出さないための方法を考え説明しなくてはなりません。
旦那さんの両親は、私たちの希望を尊重してくれ、
時期も人数も変えずに当日を迎えられるよう一緒に感染対策などを考えてくれました。
いっぽう、私の両親は反対でした。
説得すべく用意した案は全て、裏を返されてしまいました。
ただ、時期を変えないということだけは許してくれました。
お前らの希望を通したくないから反対してるんじゃない。
お前らの結婚式が最悪な思い出になってほしくないんだ。
あの結婚式に行かなければこんな事にならなかったと言われる想像をしてみろ。
俺は親としても辛いし、お前らの心の痛みを想像しても辛い。
わかっていたはずなのに、ストンと納得しました。
結婚式でやっとパパたちに友達を紹介できると思ってたんだよ。
お前バカか。
結婚式に同い年くらいの奴らがいても、そこにいるってだけで本当にお前の友達だと認めるわけねぇだろ。
父は笑いながら冗談ぽく言いました。
父も母も本当は私たちの思う通りにさせたかったんだろうなと感じました。
そして私たちは全員が納得の上で「2.予定通り秋に親族だけでおこなう」事にしました。
準備③規模縮小の連絡とお詫び
友人全員に規模縮小を詫びる連絡をいれました。
誰も責めたりせずに受け入れてくれました。
中には私の結婚式を本当に楽しみにしてくれていて、
悔しい悔しいと言って何か別の方法がないか考えてくれる人もいました。
私にはこんな素敵な友達がたくさんいるんだと、
ちゃんと家族に見せてあげたかったなとも思う出来事でした。
準備④当日に向けての動き
打ち合わせ開始からの結婚式場担当者たちとのやりとりについてのお話は
それはそれはいろいろあったのでまた後日記載します。
この人たちを相手にしているとうつ病が悪化すると本っ気で思いました。
ちなみに、結婚式当日もトラブルだらけで事故が起こり裁判沙汰になりかけました〜。
ブーケ・ヘッドドレス・ペーパーアイテム・動画・誓約グッズ・受付グッズ…等々の作成、
持ち込みカメラマンとのすり合わせ、ドレスショップでのドレス成約、エステにも通いました。
さて、ここで少し旦那さん自慢をします。
私の旦那さんは、私が美しくなるならとものすごく協力的でした。
花嫁衣装も値段を気にせず好きなものを選ばせてくれましたし
メイクのオプションを迷っていると、「つけなよ!」と凄かったです。
そして何より!何より私が自慢したいのが
毎晩痩身マッサージをしてくれたのです!
もちろんブライダルエステに通わせてくれましたし、自分で筋膜リリースもしました。
それに加えて、私が風呂上がりに差し出すオイルを黙って手に取り
20分前後かけて両腕を絞ってくれるのです。
忖度なく、何よりも旦那さんのマッサージがイチバン痩身効果ありました。
結婚式当日とその後
感染リスクがあると思われる禁止行為は思い浮かぶだけすべて席次表に書きました。
当日のサービススタッフにも、消毒や検温のアナウンスを徹底してもらうよう伝えました。
対面の対応がある場所や各卓にはアクリル板を置きました。
挙式直前に会食会場の設営に立ち合い各卓の間隔を指示しました。
披露宴の時間を通常より短縮し、進行内容を最小限にした食事会にしました。
そして、マスクは常に手元に置いておき
お開き後の見送りは私たち2人もマスクをつけておこないました。
できるかぎり感染対策はおこなったつもりですが
如何せん相手は未知のウィルスですので、それから2週間ドキドキして過ごしました。
両家両親が親族に感染者が出ていないかを確認してくれ、
熱を始めとする諸症状が誰も出ていないと分かってやっと安心しました。
中止の代案
実は私たち、結婚式が中止になった場合も考えていました。
当日までに1人でも親族の中に感染者が出たら中止にしようと話していたのです。
そしてもしそうなってしまった場合、何も代替案がないと私の精神がオワると思ったので
しっかり後悔のない方法を考えました。
私たちは、中止の場合はキャンセルをせずに2人だけで結婚式をすることに決めました。
挙式もしますし、料理も食べます。
予定と変わったのは 列席者が誰もいないのと、披露宴の進行がなくなった 2点だけです。
料理代などの損失は多少出ますが、そこは目をつむります。
そして進行がない分、たっっくさん写真を撮ってもらおうと考えたのでした。
結婚式を終えて
結婚式当日を迎えるまでは、
毎日報道される感染者数の推移にある日は希望を持ち、ある日は不安になり…
どうなるかわからない未来を想像するたびに鬱々とした気持ちになりました。
私はいつも運に見放されるからこのタイミングで未知のウィルスが出たんだと。
私がこのタイミングで結婚式をしなければ、コロナウィルスなんて出なかったかもしれないと。
そして、旦那さんは私との結婚じゃなかったらこんなに苦労しないで済んだかもしれないと。
いろいろ考えて、自分を呪う言葉ばかり思い浮かべて、何度も泣きました。
でも結婚式を終えて、まずは当日を無事に迎えられてよかったですし
何より私たちの結婚式による感染者もゼロで安心しました。
あと、親族だけの結婚式にして良かったです。
私たちだけでなく、列席者の写真をたくさん撮ってもらえましたし
高砂から各卓が見えるのでみんなの顔を確認できました。
(事故もあれ以上大きくならないですみましたし…)
コロナウィルスに対して負の感情を持つことは本当にたくさんあります。
私は絶対許さないといつも思っています。
でも、見方を変えてみれば新たな発見がある事にも気づかせてもらえました。
これが陽転思考なんだなぁとしみじみ思った出来事でした。
お読みいただきありがとうございました。