【うつ病を隠して働く難しさ】仕事に支障があったうつ病の症状まとめ11選

うつ病

こんにちは。

お読みいただきありがとうございます。

今回は仕事に差し支えたうつの症状についてお話します。

うつ病診断後の仕事

うつ病と診断されてから働いた会社は2社です。

1社目は診断前から働いていましたし、

復職後は以前よりある程度負担を軽くしてくれたためそんなに困ることはありませんでした。

強いてあげるとすれば、咽喉頭異常感症で半夏厚朴湯が手放せなくなったくらいでしょうか。

2社目は完全にうつ病のことを伏せて入社した、

まったくもって初めての業界だったため、入社後の見習い期間の序盤

抱える案件が急に増えた2年目の頭あたりはかなりキツかったです。

そもそも、まだうつ病で通院しはじめてからそんなに経っていない頃でしたから

感じる疲労感は、ただ新しい会社で働くことからくるものだけではありません。

それまで家でぐうたらしていても疲れたのですから、

業務を覚えるとか働くとか普通に考えても無理では…と思っていました。

実際に経験した、2社目での困ったことを書いていきます。

1.気にしすぎてキャパオーバー

入社した会社は業界的にも時季的にも、責任が重くかつ繁忙な現場でした。

まず入社してすぐは、仕事を覚えたらすぐに自発的な働きを求められます。

先輩方はとても優しいのですが、

みんな業務で手一杯なのが目に見えているからこそ必要以上に気を遣いすぎてへとへとでした。

質問が多くなると、

わたし
わたし

覚える気ないって思われたらどうしよう。

何か陰口言われてるかも。

とかいろいろとマイナスなことばかり考えてはゼイハァしていました。

また、絶対に1人では終わらないだろうというくらいの業務を抱えても

わたし
わたし

自分でどうにかせねば…。

誰にも助けを求められませんでした

しかし、助けを求めなかったが故にデッドに間に合わず迷惑をかけるということもあり

さらに自分を卑下してダメな奴だと責めるのでした。

わたし
わたし

できない奴だと思われるぞ。

そうしたらここで働いていられないぞ。

と 新人ですので言ってみれば出来なくて当然なのに勝手な思い込みが自分を苦しめていたのです。

2.話の終着地点が分からなくなり焦る

うつ病を隠していることにかなり気を張ってしまい、無理矢理明るく振舞っていました

先輩や上司と話す時はとにかくテンションを上げてニッコニコ顔を貼り付け

会話が途切れないようにひたすら頭を回転させ、

しばらくすると話の終着地点が分からなくなり焦るの繰り返しでした。

ただ、表情は誤魔化せても身体中はびっくりするほど汗だくです。

とにかく全身から汗が吹き出し夏でもないのに顔面からだらだらと滴る汗…。

服は汗染み、手のひらはびちゃびちゃで

相手が瞬きする瞬間や別方向を向くタイミングを見はからい汗をぬぐっていました。

しばらくすると電池切れかのように手足が震え出します

そういう時は手を後ろに組んだり、ひざまづいて話したりして誤魔化しますが

今度は言葉がどもりはじめます

そうなるともう誤魔化せませんから、

わたし
わたし

私仕事サボってて怒られますわ〜。

とか言って逃げていました。

3.物忘れが激しい

物忘れの酷さはかなり迷惑でした。

ある日突然、職場の行き方を忘れてやばいやばいと急いでスマホで検索して出社しました。

帰りも同様で、たびたび乗る電車を間違えました。

仕事中は、頻繁に社内システムや備品の扱い方が突然やり方がわからなくなりました。

つい数時間前までやっていたことがわからなくなるので下手に人に聞くことができず

どうにか思い出そうとして時間だけが過ぎていきました。

ちなみに、1度だけ社内システムのやり方を忘れたことによって

事故になりかけたことがあり 本当にこの忘れん坊が嫌になりました。

幸い隣の席の先輩にはうつ病のことを話せるようになったので、

その後は忘れたらすぐに聞いていました。

4.突然の体調不良

その時まで問題なく過ごしていたのに突然めまいや吐き気に襲われたり、

気分が悪くなって座っているだけでも落ち着かなくなることも多々ありました。

初めはオフィスの椅子になれないがために起きている不調かと思いましたが、

パイプ椅子に座ってもクッションなどを使っても同じような症状が出ていました。

不調なままパソコンの画面を見ていると、

文字が歪んだり二重に見えたりしてそれがまた吐き気を呼び起こしとにかく辛かったです。

机に突っ伏していると上司にトントンとされて逃げ場を探す日々でした

5.低気圧による不調

梅雨の時期は特にしんどかったです。

朝起きて準備するのにも時間がかかり電車で座れないとぐわぁぁぁんと気が落ちました。

こういう日は特に無理矢理にでも気を張るようにしないとミスをするので

毎朝うつ天気のサイトで予報を確認してしっかり業務の準備していました。

隣の席のうつ病経験者である先輩もこの時期はよくお休みをとっていましたから

寛解した人でも低気圧の不調はしんどいものなのだなぁと学びました。

6.予測しない出来事に焦る

私は、その日の動き方や仕事の順序などを組み立ててから取り掛かる性格です。

うつ病診断以前はブラック企業にしかいなかったので予定が崩れて当たり前でしたが、

この頃は、突然急ぎ案件が入って予定が崩れると 何から手をつけたらいいのか、

今何をしていたのかがわからなくなりパニックになっていました。

特に私の職場は常に電話が鳴っている状態でしたので、

下っ端である自分が全部取るべきという謎の使命感から電話を取り継ぎまくっていました。

焦っている時に電話が鳴ってさらに焦るの繰り返しで毎日常にパニックです。

実際に取りこぼしがあると、

いじめられていた先輩に「あいつ電話取らない」など聞こえるように文句を言われるので

電話を取ることが何にも勝る 第一優先事項でありました。。

間違いなく業務遂行するために、

まずは深呼吸して 何が起きたのか、何をしなければならなくなったのか に加えて

今まで何をしていたか、これから何をする予定があるのかを可視化してきました。

どうにもこうにも身動き取れないほどに焦る時もあるので、

そのときは時間が無くてもなんでもとりあえず離席して社内を散歩し

わたし
わたし

終わるわけねぇだろ!

等文句を言ってから席に戻りました。
※ちゃんと終わりました。

7.やる気がなくなる

6と少し被りますが、必ず終わる仕事なのに終わらない帰れないと思い込んでしまい

わたし
わたし

終わらないもん。

やったって無駄だもん。

とやる気が失せたりします。

やる気が出ないまま無理やり仕事に取り掛かるので小さなミスが連発しそんな自分に呆れて

さらにやる気が失せて、この仕事向いてないなどマイナスな感情が湧くのでした。

8.二重人格になる

相手の態度や話し方や色々なポイントで、いい人になったり嫌な奴になったりしました。

同僚の前ではいい顔をして誰にも嫌われたくないと「THEいい人」でいたのですが、

他部署や他社の人との関わりでその相手が癇に障る態度を取ったりすると

誰であれ強い口調で返したり喧嘩のようになってしまう「THE嫌な奴」でした。

ですから、そういう時の私の様子に驚く人もちらほらいました。

9.眠気がひどい

私は不眠症状も大きかったので睡眠導入剤も飲んでいたのですが

これが原因なのかそれともうつ症状の一つなのか 仕事中に眠気を催して大変でした。

とにかく眠くて仕方なくて、カフェインやフリスクをとり込んでも消えないのです。

さらに、眠くないときでもボーっとはします。

呼ばれても反応しなかったり、意図しない行動をとったりと当時はかなり心配されました。

眠気もボーっともなかなか取り払えなかったので、

鉛筆を手に刺したり席を離れて動き回ったりしてしのいでいました

10.怪我する

うつ症状が出始めた頃からよく怪我をしていました。

物を落としたり、なにもないところで転んだり、カッターで指までざっくりいったり…。

見習い期間は主に雑用をしており、ボーっとしたまま作業していたからか腰を痛めました。

軽い気持ちで病院に行ったところ、

会社での業務内に起きたことだからと労災処理するように言われ会社に申請しました。

なかなか労災の手続きが発生しないということで完了までに半月近くかかり

会社にも迷惑をかけてしまいました…。

11.ご飯を食べたくない

昼食を取らないといけないのがとにかく面倒でした。

一斉休憩のため、一応コンビニについて行くも結局何も買わずに席に戻ったり

お菓子を食べていたりすると小食だとかちゃんと食えとか言われて不快でした。

ですから毎日お昼はこそこそ隠れてすごしていたのですが、

家にたくさん届いた林檎を持参しお昼にハンカチでツヤツヤに磨いてニンマリしたのち

丸齧りしている一部始終を先輩に見られてからあだ名がアリエッティになりました。

そのほかにも小さな困り事は起こりましたが、この辺にしておきます。

うつ病を公表してしまったらどんなに楽に働けるだろうと何度も考えました。

でも、結局公表したあとも周りからの自分へ向けられる目を気にして

しんどいこと自体は変わらないのかもなとも思います。

いまだに手探りではありますが、とりあえずなんとかなっています。

さて、こちらでは以前さらっとお話ししていたうつ病か性格か問題を書いています。

お読みいただきありがとうございました。

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